第21候「たけのこ、生ず」
5月16日から5月20日までは立夏の末候にあたり、
たけのこが、ぐんぐん伸びて竹になっていく青葉の時季です。

この季節に美味しいのが白和え。豆腐でつくる白和えの起源は定かではありませんが、豆腐が日本に伝来したといわれる奈良時代以降、貴重なタンパク源として、鎌倉仏教の時代には精進料理として、また、江戸時代には庶民の間でも豆腐は人気の料理となり、さまざまな料理が考案され、今に至っています。煎りたての香ばしい香りの白胡麻をよくすってとろりとさせた胡麻に、滑らかにすりつぶした豆腐を合わせた、ほんのり甘くコクのある白い和え衣は和食ならではの美味しさです。この季節ならではの桜海老にエンドウ豆の若芽をさっと茹でて、ふわりと合わせたしち十二候ならではの季節の先付けを、ぜひご賞味ください。