穀雨(4月20日から5月5日)は二十四節気の第6番目です。
「春雨降りて百穀を生化すればなり」(暦便覧より)とあるように、田畑の準備が整い、穀物の成長を助ける慈雨の季節です。

七十二候は、第16候「葭(あし)、はじめて生ず」です。
4月20日から4月24日までは穀雨の初候にあたり、春雨にうたれ、葭(あし)が芽吹きはじめる時季です。

会席コースから、春ならではの蛤のお吸物をご紹介します。こごみとうるい、蓬麩に、アラレ葱、木の芽が添えられています。蓬は春先に青々と繁り、独特の香りで邪気を払うとされ、蓬麩のほか、草餅などにも使われ、春を象徴する薬草の1つでもあります。ぜひ、春の一品をお楽しみください。