「啓蟄(けいちつ)」は二十四節気の第2番目です。
「陽気地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」(暦便覧より)とあるように、
大地が暖まり、冬眠していた蛇やカエルや虫たちが地上に出て動き出す頃です。

七十二候は、第7候「巣籠りの虫、戸を開く」
3月6日から3月10日までは啓蟄の初候にあたり、
冬眠していた虫たちが目覚め、地上に出てくる時季です。

会席コースから飯蛸の先付けをご紹介します。胴の中に卵を多くもちその歯応え、あまみが米粒のようであることから飯蛸と言われます。春が旬の小さな蛸です。飯蛸に菜の花、白味噌でつくる酢味噌、丁寧に下ごしらえした柔らかな風味の白髪ねぎをアクセントとして春ならではのおいしさを、ぜひ、ご賞味ください。