穀雨(4月20日から5月4日)は二十四節気の第六番目です。
「春雨降りて百穀を生化すればなり」 暦便覧より。
田畑の準備が整い、穀物の成長を助ける慈雨の季節でございます。
第十八候「牡丹、華さく」
4月30日から5月4日までは穀雨の末候にあたりまして
ボタンの花が咲く時期でございます。
美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて、
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉があります。
芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせるのに対して、
牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけます。
写真の花は、大きく凛とした姿で咲く芍薬。牡丹と同じ季節に花を咲かせます。