大寒 初候「欵冬華」Butterbur Sprouts Flowers.
1月20日から2月3日は「大寒(だいかん)」です。
二十四節気の第24番目にあたり、大寒は一年で最も寒い季節。
そして、大寒のうち1月20日から1月24日までの5日間が、
初候「欵冬華」(蕗の薹、華さく)[ふきのとうはなさく]にあたります。
蕗の薹が雪の下から顔を出し、太陽の力強さで徐々に春を感じ始める時期です。
『暦便覧』では、大寒は「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とされています。
※「暦便覧」は天明七年(1787)に出版された太玄斎(たいげんさい)による暦の解説書。
二十四節気それぞれについて、的確でかリズミカルな表現がなされている。
大寒を季語にした句
「大寒の大々とした月よかな」(小林一茶『七番日記』所収)